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2011年06月27日

ビスマルク、思い出の1本

大の愛煙家で知られるプロシア(ドイツ)の
鉄血宰相・ビスマルク(1815-1898)
ビスマルク、思い出の1本
1866年のオーストリアとの戦いの時、

「この戦いがすんだら、気持ちよくたばこを吸おう」

と、ポケットに1本のたばこを大切にしまい込んでいた。

戦いを勝利で終え、さわやかな気分で
荒れ果てた野戦の跡地を見回っていたビスマルク。

そこに、部下の竜騎兵が瀕死の重傷を追って横たわっていた。

「何か、気付けになるものを・・・」

と訴える兵士。

ビスマルクは迷わず一本のたばこを取り出し、
火を付けて、兵士の口に差し込んだ。

兵士は笑みを浮かべ、

「ありがとう」

とかすかに言い、静かに息を引き取った。

後年、ビスマルクは、

「悲しい勇者の頬に浮かんだ、感謝に満ちた微笑が忘れられない。」

「私は生まれてこのかた、自分で吸わなかったあの1本のたばこほど、
うまいと思ったことはない。」

と、しみじみと語ったそうだ。

最近は、入荷情報ばかりだったので、たまには、たばこに関する
ちょっといい話し。


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Posted by けむり屋店長 at 20:29 │ザ・グレートスモーカー