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2011年05月07日

ザ・グレートスモーカーvol 9

アル・カポネのお話し
今日はホテル・カルフォリニアとアル・カポネと葉巻の話をしよう。

ローリングトゥエンティーと呼ばれた1920年代、
禁酒法のシカゴの街を支配していたのはギャング達だった。

中でも警察も知事も手を出せないと恐れられたのが、
イタリア移民の子として生まれたアル・カポネだ。

カポネと言えば葉巻。
カポネの伝記にもこんなふうに書かれている。

「葉巻をくわえ、小指に五万ドルの指輪をして、
肥満した巨漢。身長約六フィート(約183cm)、
左頬に傷痕が二つある(スカーフェイスと呼ばれる所以)、
二重顎の顔に笑みを浮かべた悪魔」
ザ・グレートスモーカーvol 9

この時代、移民が最初につく仕事が葉巻のローラーだったと言われている。
これなら英語が分からなくても働けるから。

中には巻いた葉巻を無理矢理高い値段で店に押し売りするチンピラも現れたようだ。

カポネもこうやって、街のチンピラからのし上がって来たわけなんだが、
もちろん、ギャングのトップに立ってからは最高級のキューバ葉巻を吸っていた。

では、ホテル・カリフォルニアとカポネがどう関係があるのか、
実はこのホテルはギャングとして成功したカポネが買い取ったホテルなのだ。
ザ・グレートスモーカーvol 9
カポネを追いつめたのは実は今でいう国税局で、
このホテルもアメリカ政府に没収されてしまった。
それがやがて刑務所として使われるようになったわけだ。

だからイーグルスの名曲ホテル・カリフォルニアにもちゃんとこう歌われている。

We are all just prisoners here of our own device
♪ここにいるのは
自分の企みのために
♪囚われの身となってしまった
人たちばかり

カポネ自身はアルカトラズに収容されたが・・・。

でも、カポネの映画が繰り返し製作されることでも分かるように
アメリカ人はワルでもヒーローが好きなんだな~。
ザ・グレートスモーカーvol 9
無一文の移民の子が例えギャングの世界でもトップに上り詰める、
それもまたアメリカン・ドリームなのかもしれまない。

アル・カポネはドミニカ製シガリロとしてその名前を残している。
味わいはややラフで繊細さに欠けるが・・・。
ザ・グレートスモーカーvol 9
今夜はイーグルスのホテル・カリフォルニアを聞きながら
コイツをやってみるか。

ザ・グレートスモーカーvol 9終わり。


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Posted by けむり屋店長 at 17:08 │ザ・グレートスモーカー