けむり屋日記

百害あって一利なしという人もいるたばこ。
モノには光の部分と闇の部分があると思う。
つまり良いところと悪いところだ。

悪ことだらけだとコロンブスの発見から
５００年以上もたばこの喫煙が続くわけが無い。

そこで今回は、たばこの光の部分について考えてみたい。

たばこを毎日吸っていると予防効果があるとされている病気がある。
それは、パーキンソン病とアルツハイマー病だ。

パーキンソン病は手足の筋肉が震えたり、硬直したり、
動きにくくなったりする病気だが、多くは５０歳以上に発症する。
現在では、喫煙やニコチンガムを噛むと治療効果があることが確認されている。

また、アルツハイマー病とは、俗に言う「ボケ」のことだが、
喫煙者と非喫煙者のボケる確立は、最も少ないデータでも
喫煙者の方が非喫煙者より、３分の１低いという。

また、喫煙量が多いほど予防効果が高いという。
（とは言っても、何事もほどほどに。）
余談だが、１日に１杯から３杯のお酒を飲む人は、
すべてのタイプの痴呆の可能性が、５７％減少するという。

こういうデータは、嫌煙家が良く使う疫学で、確立統計の話。
私はあまり好かないが・・・。

精神病とたばこ

今流行りに流行っている「うつ病」は聞いたことがあると思うが、
「悲観的な気分」になる期間が2週間以上続く状態を「大うつ」と呼び、
一生のうちに２～３度症状が起こるそうだ。

「大うつ」の症状がある人が禁煙をすると
喫煙を続けている患者の7倍の発生率があるという。

なので治療にあたる医者には「あまり熱心に禁煙を勧めないこと。
患者が自発的に禁煙を希望した時は、経過を注意深く見守ること。」
と言う勧告もあるほど。

ニコチンは知的能力を高める。

ニコチンは、ニコチン性受容体を介して、多くの神経伝達物質を放出し、
ヒトにおいても情報の処理を促進し、情報の収容力を促進し、
学習、記憶、認知などの知的機能を高めると言われている。

実際に、簡単な足し算を繰り返す「心理テスト」で、
「内田クレペリン検査」と言うものがあるが、
この検査をニコチンを投与した痴呆患者にやらせると
成績が向上するのが認められている。

この検査は、「知的能力の側面の特徴」と、
単純計算を延々とさせられるために飽きっぽいか、我慢強いか
「性格・行動面の特徴」の両方を明らかにすることができるのだそうだ。

過去に利用実績があるので、
企業や官庁の採用試験にも利用されることがある。

潰瘍性大腸炎とニコチン

潰瘍性大腸炎とは、大腸が炎症を起こして、
粘膜に潰瘍ができ、血便や下痢、腹痛、食欲不振などの症状があり、
10年以上の長期に渡り炎症が続くと、大腸がんになるという
原因不明の恐ろしい病気だが、すべてではないが、たばこを吸うと治るようだ。

実際、1982年に『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』という英国の医学雑誌に
「喫煙が潰瘍性大腸炎の予防効果がある」という論文が発表されている。

橋内　彰　医学博士によると、この病気の人には、
「医者として自信を持って喫煙をすすめる事ができる。」
とおっしゃっており、喫煙をしたことの無い人は、
ニコチンガムやニコチンパッチを利用することをすすめています。

十字軍には十分気をつけよう。

さて、ここまでたばこの光の部分を述べてきたが、
これらの知識を得たからといって、反たばこ運動家の前で、
声を大にして「たばこは良いところもある」
なんてことを言うことは控えたほうが良い。

なぜなら、彼らにとっては、長い年月をかけて、やっと
「喫煙を否定することを喜ぶ時代」を作り上げてきたわけだから、
「たばこは良いところもある」なんてこと言おうものなら、
ありとあらゆる手段を活用して、延々と「たばこ悪説」を展開することだろう。

ある意味「反たばこ運動家」というのは、
その活動をすることに生きがいを感じていて、
非常に行動的で、「反たばこ」そのものが彼らの存在理由となっている。

その様子はまるで、中世の十字軍のような
「キリスト教絶対主義」的な攻撃の姿勢を常に持っている。

なので、彼らと意見を交わすのはハッキリ言って疲れるだけ。ムダだ。
それよりは、心おだやかにたばこの１本でも吸ってたほうがまし、と心得よう。

具体的に十字軍は、教育機関、報道機関、医療機関に勤めていることが多い。

ま、それはともかくとして、今回私がこの記事を書いた目的は、
現在あまりにも多くの「喫煙者いじめ」が横行し、肩身の狭い思いをしている愛煙家に、
少しでもお役に立てればと思い書いてみた。

HAVE A NICE SMOKING LIFE